Oracleデータベースを作成すると、次の3つのファイルが自動的に作成される。

 

1.データファイル(拡張子*.DBF)

2.REDOログ・ファイル(拡張子*.LOG)

3.制御ファイル(*.CTL)

■データファイル

RDBの全てのデータは、データファイルに格納される。

Oracleでは、内部的にテーブルスペースを作成し、その中にデータファイルが格納される。

1つのデータファイルには、複数のテーブルを格納できるが、データ量が多い場合は、複数のデータファイルが作成され、

1つのテーブルのデータが複数のファイルに分散して格納される。

 

■REDOログファイル

データの変更履歴情報(REDOレコード)を保持しておくためのファイル。

テーブルのデータを挿入、または、更新、削除した時の内容がすべて記録される。

万が一障害が発生しても、損傷した内容がファイルに保存されなかった場合は、REDOログファイルに

保存されている情報を用いて、操作内容を復元することができる。

なお、REDOログファイルは、複数、作成され、1つ目のファイルがいっぱいになると、2つ目のファイル、3つ目のファイル

・・・と順次、書き込まれていく。

用意されたファイルの全てがいっぱいになると、1つ目のファイルから順番に上書きされていく。

 

■制御ファイル

Oracleデータベースの構造を記録したファイルで、データファイルやREDOログ・ファイルの名前と

保存場所を保管するための情報が記録される。

データベースに接続する時は、Oracleが必ず制御ファイルをチェックし、ファイルの存在を確認してから接続される。