本書は、啓発本としては、なかなか良いことが散りばめられていて、ためになるので、おすすめです。
■スピリチュアルは全てをお見通し
本書の中で、強い印象が残ったものとして、このスピリチュアル(潜在意識、第六感、直感力)というものを大事にした方が良いという教えだ。
スピリチュアルが拒絶するもので妥協してはいけないということ。
安易に意識的に妥協しても、結局は、潜在意識の拒否反応が長い時間を経て、噴出して、抑制が効かなくなる恐れがある。不幸に感じる時間が多くなるため、心の何処かで拒否する抵抗がある場合は、慎重にすべきということ。
馬が合わない者同士が強調し合うことは、初手からマイナス勘定で始めなければならず、気を抜けば、必ずマイナス面が顔を出す。
抵抗摩擦が大き過ぎるような関係性は、結果として、努力して協調し合っても、長続きせず、擦り切れた関係になりかねない。不幸・拒否反応が苦となり、重荷となる。
■好きこそものの上手なれ
圧倒的な努力ができるのは、本当に好きなことだけ。
好きこそものの上手なれ
三度のメシより好きなこと
という昔からの言葉があるように好きなことは努力とは少しも思わずにむしろ、楽しんでいる。
好きであれば、苦労も努力もしているとは思わずに没頭して、堪能するくらいであるから、がんばり屋が楽しみ屋にかなうことは到底無い。
■自分の性分に合った好きなことを探すにはどうすればよいのか?
本当に好きなことを見つけるには、トライ&エラーを繰り返して、自分の意識・無意識に試してみることだ。その分野が好きであれば、苦労も努力も意識せずにとことん、集中して、時間を忘れてできる。
自分が好きなものが無い、あるいは見つからないと悩む人は、意外と多い。
その時は、何でもかんでも、試してみる以外にない。試してみて、自分の中で苦もなく長く続けられるものを目安として、好き嫌いせずにやってみることが大事だ。
■本当の自由とはなにか?
自由とは、嫌いなことを嫌いと言えることにある。
これは的を得ているが、解釈はかなり難しいだろう。
忖度なく、自分の正直な気持ちを相手に伝えることができることこそ、真の自由と言えるということか。
自分の意思、気持ちを正直に勇気を出して伝えるということは、アサーションの考えに近いだろう。
■EQのすごさ
EQ(心の知能指数・感情コントロール)が高い人は、他者の感情を理解し、自分の感情をコントロールし、高いコミュニケーション能力を示す。