PLANETES プラネテス(2003年)

2068年、宇宙に民間人が進出して、はや20年、地球圏宇宙浮遊物、通称デブリが宇宙問題化した時代、デブリ回収の本格事業が開始された。

時は流れ、2075年、宇宙開発企業のデブリ課で働く回収屋たちの物語。

主人公ハチマキ(星野八郎太)は、宇宙で働くサラリーマン。宇宙開発企業が手掛ける商用宇宙ステーションでデブリ(宇宙ゴミ)回収屋をやっている。だが、デブリ回収事業は、宇宙開発事業からすれば、花形ではない。

低予算の中、危険な回収作業をする人気のない仕事であった。

ハチマキの淡い夢は、自分の宇宙船を手に入れること。その夢を追いかけながら、同僚の船長フィーや副船長ユーリらとデブリ回収の日々を送っていた。

今年で入社4年目を迎えた25歳。新人の頃のはつらつとした生きの良さもそろそろ抜け、日々のルーチンワークに慣れ、現実を知り、ダルさが増してきた今日このごろであった。

自分の将来に対する生き方をぼちぼちと考え始めていた。そんな折、ハチマキの働く冴えない部署デブリ課に社会人一年生の新入社員が配属された。

彼女の名前はタナベ(田名部愛)。正義感の強い何事も愛情を持って接するをモットーに、憧れの宇宙飛行士として働き始める。ハチマキとコンビを組む羽目になったことが彼女の不運の始まりか?

初めは、何かにつけて反発し合っていた二人だったが、やがて互いに惹かれ合っていくことに。

少し遅く発展した宇宙開発の世界2075年を描く。

地球、宇宙ステーション、月の間を、旅客機が普通に行き交う世界で、だいそれた大志を抱くハチマキは、どう宇宙と向き合い、宇宙をどのように想い、そして、また、どのように成長していくのであろうか。

PLANETES プラネテス【公式サイト】