EM Expressへのアクセス
EM Expressには、Webブラウザを使用してアクセスする。URLは以下の通りです。
EM Expressへのアクセス
URL https://ホスト名:ポート番号/em
▼URLの指定項目
項目 | 説明 |
---|---|
ホスト名 | データベースをホストしているコンピュータのホスト名、またはIPアドレス |
ポート番号 | EM Expressのポート番号。デフォルトは5500 |
ポート番号がわからない場合は、下記のSQL文を実行して、検索することが可能。
SQL> SELECT dbms_xdb_config.gethttpsport FROM DUAL;
EM Expressのログインページが表示されたら、EM Expressへのアクセス権限を持っているユーザでログインする。
■EM Expressへのアクセス権限が付与
SYSユーザやSYSTEMユーザといった初期登録されているデータベースの管理者ユーザは、はじめからEM Expressにログインできる。
これらのユーザに付与されている管理権限は、とても強力であるため、日常的な管理作業をこれらのユーザで実行すると、操作ミスなどによって、データベースを壊してしまう危険性が生じる。
そのため、通常は、セキュリティ面を考慮して、データベース管理者ユーザを別途作成し、EM Expressを使用できるように設定する。初期登録されているユーザ以外のユーザでEM Expressを使用してデータベースを管理するには、ユーザにEM_EXPRESS_BASICロールまたは、EM_EXPRESS_ALLロールのいずれかを付与する。
▼EM Expressへのアクセス権限
ロール名 | 説明 |
---|---|
EM_EXPRESS_BASIC | EM Expressにログインして読み取り専用モードでページを表示できる。 データディクショナリへのSELECTが許可されるSELECT_CATALOG_ROLEロールが含まれる |
EM_EXPRESS_ALL | EM Expressにログインして、すべての機能を使用できる。EM_EXPRESS_BASICロールが含まれる。 |
▼ロールとは、アクセス権限をまとめたものです。