トランザクションの一貫性という観点から2つのバックアップタイプがある。
■一貫性バックアップ(オフラインバックアップ)
一貫性バックアップ(オフラインバックアップ)とは、コミットされた全ての変更内容がデータファイルに書き込まれてい状態で取得したバックアップのこと。
一貫性とは、トランザクションの一貫性が保たれた状態のことを指す。
一貫性バックアップは、データベースを正常にクローズし、インスタンスを停止してから行う。
これは、データベースが正常に停止する際に発生するチェックポイントによって、コミット済みのトランザクションの変更内容がデータファイルに書き込まれるため。
一貫性バックアップでは、リストア操作が終了した時点で、すぐにデータベースをオープンにすることができる。
■非一貫性バックアップ(オンラインバックアップ)
データファイルに適用されていない変更がある状態で取得したバックアップです。
バックアップは、データベースをオープンした状態のままでも取得できます。
※取得する際は、データベースが、ARCHIVELOGモードであることが必要です。
非一貫性バックアップでは、トランザクションの一貫性がデータファイルだけでは確保されない。
そのため、データファイルをリストアした後で、REDOログファイル(オンラインREDOログファイルおよびアーカイブREDOログファイル)を使用してリカバリを実行する必要がある。