羊たちの沈黙(1991年)

時代の寵児となるべくして生まれたサイコ・スリラーの傑作。

“アカデミー賞”主要5部門、圧巻の独占受賞作品。

映画史のレジェンドとなったサイコ・スリラーの金字塔!

うら若き女性が次々と誘拐され、変死体で見つかるバッファロー・ビル事件。

皮を剥ぎ、冷酷無惨にも殺害された被害者たち。

凶悪連続殺人事件の捜査に駆り出され、FBI訓練生の卒業試験として、恐ろしいい殺人鬼の調書取りに向かうクラリス。美人訓練生として、人の口上に常に登る彼女だったが、肝っ玉は座っていた。男勝りの強気な彼女の任務は、9人の患者を惨殺して食べ、終身刑に処せられた超変人にして、獄中生活を送る精神科医レクター博士に捜査協力を求めること。異常犯罪心理的な面から凶悪殺人鬼の心理に迫り、逮捕の手がかりを掴むことだった。

マッドドクター・レクター博士は、無造作に捜査協力を拒否する。だが、無垢な瞳で自分を見つめる少女のようなクラリスのその心の奥に何か違和感を嗅ぎ取った奇人レクターは、彼女に興味を持つ。

飢えた野獣は、見定めた獲物を決して忘れることはない。執着心は、クラリスに向かう。

クラリスはなんとか、レクター博士に事件に関する関心を引き出すことに成功する。だが、捜査協力をするには、それなりの代償を求めることに。

殺戮ドクターレクターは、クラリス彼女自身の暗い闇の深い過去を淡く薄いその唇から語らせるのであった。

老獪な殺人鬼と無垢な瞳の奥に鋭いトゲを持つ訓練生クラリスとの息詰まる心理戦が繰り広げられる。死の淵に立つ彼女らのやり取りの果てに導き出された暗闇の謎解き答えとは──?”